ランクセス、スコープブルー製品ポートフォリオを拡大 
​カーボンフットプリントを大幅に削減した新しい黄色顔料を発表

ドイツの特殊化学品メーカーのランクセス（LANXESS）は、酸化鉄顔料「バイフェロックス®（Bayferrox®）」の製品ラインナップに持続可能性に優れた酸化鉄黄色顔料を追加すると発表しました。この新製品は、より環境効率に優れた原料を使用することで、カーボンフットプリントを大幅に削減する、「スコープブルー（Scopeblue®）」ラベルで販売されます。これは、塗料・コーティング業界における原料製品のカーボンフットプリント（PCF）に対する意識の高まりと、持続可能な方法で製造された顔料に対する需要に応えるものです。

PCFを低減し、より持続可能な方法で製造された顔

ランクセスは、持続可能性に関する戦略の一環として、「スコープブルー」製品を順次拡充しています。「スコープブルー」ラベルは、持続可能な原材料の割合が高く、従来の製品と比べてカーボンフットプリントが大幅に低減した製品を示すものです。

ランクセス無機顔料ビジネスユニットのグローバルマーケティング責任者であるダニエラ・シュミットは、次のように述べています。「『バイフェロックス』ブランドの、二酸化炭素排出量が低い新しい黄色顔料製品ラインを立ち上げることで、顧客のバリューチェーンをより持続可能なものにすることを目指します。ランクセスは、酸化鉄顔料に環境製品宣言（EPD）の導入を推進した最初のメーカーであり、この新しい低排出な製品ラインの発売により、持続可能性のパイオニアとしての役割をさらに強化します」

より持続可能な生産、妥協のない品質

新しい「スコープブルー」製品ラインは、微粉化酸化鉄黄色顔料「バイフェロックス3910」、「バイフェロックス3910 LV」および「バイフェロックス3920」の3つの製品で構成されます。これらは顔料ペーストや高顔料のファサード塗料のような高品質の配合に適しており、持続可能な製品の新たな可能性を提供します。

「スコープブルー」顔料は、再生可能エネルギーに基づく環境効率の高い原材料から作られており、対応する既存の「バイフェロックス」製品グレードと比較して、PCFが約35％低減されました。この数値は、第三者認証機関であるテュフラインランド（TÜV Rheinland）によって認証されたライフサイクル分析によって確認されています。二酸化炭素排出量の低い原料の原産地とこの原料の使用は、マスバランス法を用いた製品の持続可能性に関する国際的な認証機関であるISCC Plus（International Sustainability and Carbon Certification）規格に基づいて認証されています。

新しい「バイフェロックス スコープブルー」製品ラインのすべての製品タイプは、既存の塗料用機器で使用可能です。これらは、従来製造されている「バイフェロックス」顔料と同じ化学組成、色、機能特性を有しています。

持続可能性をビジネスモデルに組み込む

Lランクセスは、持続可能性をビジネスモデルにうまく組み込むことができると確信しています。ランクセスは、経済的、生態学的、社会的観点から製品を体系的に評価しています。革新的なプロセスと持続可能な製品を開発することで、ランクセスは顧客のバリューチェーンをより持続可能なものにするためのサポートをしています。

詳細はこちらのウェブページ（英語）をご覧ください。
https://lanxess.com/en/products-and-brands/brands/bayferrox/coatings-applications
https://lanxess.com/en/products-and-brands/brands/scopeblue

これは、ドイツ・ケルンで2月5日に発表されたリリースをもとに、ランクセス株式会社が発表したものです。

この原文（英語）は、以下のURLにてご参照下さい。 http://www.press.lanxess.com

ランクセスについての詳細は同社URLにてご確認下さい。

www.lanxess.co.jp

本件に関するお問い合わせ先：

ランクセス株式会社 コーポレートコミュニケーションズ

TEL : 03-5293-8006 FAX : 03-5219-9773

lanxess.japan@lanxess.com