ランクセス、ゴム添加剤「レノグラン」の中国・青島での製造開始から25周年を迎える

ドイツの特殊化学品メーカーのランクセス(LANXESS)は、中国・青島でのゴム添加剤「レノグラン」製造開始から今年で25周年を迎えたことを発表しました。ランクセスのラインケミー・ビジネスユニットは中国・青島の現地法人ラインケミー(青島)有限公司(以下、ラインケミー青島)を1995年に設立し、1999年に予備分散ゴム薬品「レノグラン®(Rhenogran®)」の製造を開始しました。2008年には、同拠点で潤滑油添加剤「アディティン®(Additin®)」の製造を開始しています。

ランクセスの中国法人CEOのミヒャエル・ロッケルは、次のように述べています。「この記念すべき日を迎えられたことは、ランクセスにとって重要なマイルストーンとなります。ラインケミー青島は、外資企業が青島への投資を開始した当初に設立した施設の1つであり、現在も順調に事業を進めています。同拠点は、今後の新たな成長にも有利なポジションを築いています」

The office building of RCH Qingdao production site
ランクセス ラインケミービジネスユニットの中国・青島にある製造拠点

ランクセスのラインケミー・ビジネスユニットのアジア太平洋地域責任者であるレイ・チャンは、次のように述べています。「ラインケミーは、中国のタイヤ産業の成功と発展に大きく貢献してきました。ランクセスは、現代のタイヤ産業の発展に不可欠な、予備分散ゴム薬品を最初に提供した企業です。ランクセスは、専門的で地域に特化した製品や付加価値の高い商品に対する顧客のニーズの高まりに応えるため、優れた品質と技術サービスを提供し続けています」

ラインケミー青島は持続可能性に重点を置いています。同拠点では、使用済みゴムをリサイクルする製品を製造しており、独自に開発した「環境に優しいゴムスクラップ再生ソリューション」プロジェクトが評価され、2021年に「青島企業技術革新重点プロジェクト」に認定されました。

さらに、ラインケミー青島は、環境に配慮した生産工程を採用し、工場内での排水量を環境に配慮した方法で管理しています。

ラインケミー青島では、アジアのゴム加工業界向けにさまざまなゴム添加剤を生産しています。予備分散ゴム薬品、加硫促進剤、加硫・充填活性剤、離型剤などの製品は、タイヤ、工業用ゴム製品、スポーツシューズなどの生産に使用されています。

ルブリカントアディティブス・ビジネスユニットでは、ラインケミー青島で製造された潤滑油添加剤が、金属加工油、防錆油、グリース、油圧作動油、工業用ギア油、タービン油、コンプレッサー油に使用されています。これらの製品は、ギアなどのギアシステムの摩耗や損傷の低減、腐食の防止、高圧条件下でのオイル性能の向上、高負荷用途での潤滑油の早期劣化の防止に非常に効果的な潤滑ソリューションです。

2013年から2022年にかけて、ラインケミー青島は山東省二重予防システム建設ベンチマーク企業、青島市安全生産先進企業、李昌区輸出入卓越貢献単位などの表彰を受けています。これらの評価は、ラインケミー青島の優れた業績と、安全生産、防火安全、労働衛生建設、納税貢献、輸出入貿易、経済発展への取り組みを裏付けるものです。安全文化と経済貢献のモデル企業として、地域社会との密接な連携を通じた持続可能な成長を続けてまいります。

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Sachi Murakami

Head of Corporate Communications Japan